それでもまだ赤玉を買いますか?

物価上昇はもはや月始めの恒例行事となってしまった感があります。

生活品の値上げだけでなく、電気料金も高くなっているとのことで、昨年同月に比べ4倍になったとか言う話が、一部のテレビ番組で伝えられていたそうです。

さすがにその額は、値上がりだけの問題でもないような気がしますが…

 

長年「物価の優等生」と言われてきた卵ですが、最近はこの価格も上がっています。

値上がり幅だけを見ると他の食料品を圧倒しているように感じます。

最近はファミレスなんかでも、卵を多く使う料理は提供を中止するなどの影響が出ているそうです。

卵大好き人間としてはツライ話です。

 

ところでその卵、6個パックで1,000円前後するような高級品は置いておくとして、10個パックの通常価格帯のものでも、赤玉と白玉で随分値段が違います。

以前…と言っても遠い昔、赤い卵は栄養価が高くて美味しい。と言われていました。そのため赤玉ばかりが売れ、売れるから高い価格帯が設定されるようになりました。

けど実際はそんなことなく、栄養価も味も変わらないということが言われ続けています。

うちの母親はいつも赤玉を買ってきます。そのたびに「栄養価は変わらないんだから安いのでいいよ」と言うのですが、染み付いてしまった固定観念が赤玉を選ばさせてしまうようです。

 

ところが時代は卵高騰時代。

さすがの母も最近の卵の値段には怯んだようで、白玉を買うようになりました。

逆に言えばここまで高値にならないと、固定観念が崩れないようです。

私自身も卵料理を作りますが、白玉に変わったことで味が落ちたとか、料理しづらくなったとか、そんなことはありません。

まあこれで「白玉でも問題ない」と理解してもらえば、価格が落ち着いたあとも赤玉に戻ることはなくなるでしょう。

 

けど赤玉信仰、今も世の中に強く根付いているんですねえ。それでも赤玉のほうが先に売り切れているように思えます。