もはや中古ではなく「ヴィンテージ」
いつまでも古いゲーム機の話題を引っ張って恐縮ですが。。。
先日、ゲームボーイポケットの修理を行うにあたり、ちょっと中古ゲーム市場の相場とはどうなってるのかを調べてみました。
せっかく修理するんですから、昔遊べなかったゲームを買ってみたいという思いもあったのです。
20年くらい前になりますか。NintendoDSが発売された頃だったと思いますが、やたらめったら中古ゲームを買い漁ったことがありました。
その頃買ったのはゲームボーイアドバンスやNintendoDS向けのソフトが中心で、値段が安くてちょっとでも興味を惹かれたらすぐ買っていました。
そんなわけで家には未だにチョロッとしか触ったことのない積みゲーがたくさんあるのですが、その頃買ったゲームは高くても3,000円程度。まあ大抵は不人気等が理由でもっと安いものでした。
ゲームボーイ向けのソフトも見ていましたが、あんまりツボにハマるゲームが少なくて、買うことは少なかったです。
その後Wizardryシリーズや大戦略シリーズといった興味をそそられるソフトの存在を知ったのですが、弾数が少ないためになかなか揃えられずにいました。
そして今です。
ゲームボーイカラー用のWizardryの価格を調べて見たところ…なんと箱・取説付きのカセットが27,000円。決して「新品未開封」とかではない、普通にヤレているものがです。カセットのみでも10,000円は下りません。
これ、同じものを中古で買って持っている(箱・取説無し)のですが、買った時は3,000円くらいだったように思います。それでも高いなと思っていたのですが…
ひょっとするとゲームボーイカラー版は人気があって高いのかと思い、別のゲーム機向けの同ソフトを探してみました。
具体的にはバンダイ発売の「ワンダースワン」向けの、同じくWizardry。これも何と10,000円。
中古ゲーム機の価格については以前に記事にしました。
なのでソフトも同様に高騰しているだろう事は想定していましたが、ゲーム機本体よりもさらにインフレ率が激しそうです。
どうやら20年の歳月の間に実働するゲーム機やカセットが失われ、どんどんと弾数を減らしているようです。
付けて加えて、昨今の中古ゲームブーム(ブームらしいのですよ)。
これで今まで捨て値で買っていたような業者までが高値買い取りを始め、そのために中古市場もどんどん値上がりしているとか。
もはや中古ゲームは買って遊ぶものではなく、コレクションとして陳列するヴィンテージものになっているようです。
遊びたい人は…おとなしく最新ゲーム機に移植されるのを待つしかないのですかね。
けど版権がややこしくなって移植がもはや絶望的なゲームも多数あるんですけど…
そんなわけなので、「別に古いゲームになんか興味ないよー」「けど捨ててないから家にあるはず」というお方。
一度中古ゲーム買い取り店に足を運ばれてはどうでしょうか。意外なおこづかいになるかもしれません。
ただし初代プレイステーションとかはまだまだヴィンテージの域に入らないそうですが。