2年越しのゲームボーイポケット修理顛末
さて皆様、お待たせ致しました。
本当に待ってくれていた方が居たのかどうか…呆れてもう去ってしまったかもしれませんが。
ようやく、ゲームボーイポケットの修理に取りかかりました。
もう2年も前の話しだったのですね。そして改めて当時の写真を見て、この頃は液晶の黒ずみもあまり進んでいなかったんだなと思いました。
今は液晶周辺が白いだけで、ほぼ真っ黒です。
という訳で修理のために交換用の偏光板の他、Y型ネジ対応のドライバセットも新に購入し、併せて2,200円ほどの出費となりました。
交換手順を細かく説明しても良いのですが、多分Youtube等に上がっている紹介動画の方が分かりやすいと思うので割愛します。
そんなわけで成功したのか?失敗したのか?結論を言いますと…
無事成功致しました!
ただ偏光板を貼り直したときに盛大に気泡が入ってしまい、少々不格好な有様になってしまいました。
まあゲームプレイに支障はないし、誰かに譲る訳でもないのでヨシとします。
ただ故障には至っていないものの、色々と劣化の兆しが伺えました。
基盤は結構綺麗でしたが、本体を開けた瞬間から半導体が焼けたようなニオイが漂って来ました。
また基板上の電子パーツの一部に外装が割れているものが見つかりました。カケラが本体内に転がっていたので元の場所に戻し、テープで留めています。
そして肝心の液晶なのですが、偏光板を交換しても液晶中央付近にわずかな黒ずみが残っています。ゲームプレイ時に気になるほどではありませんが、見かたによってはちょっと気になります。
なにより、ゲームをプレイしていると縦にライン抜けが発生するようになりました。
ただいつもいつもではなく、出たり消えたりといった感じ。
偏光板を剥がし、表面に残った粘着質を除去する際に、周辺のハーネスや基盤に負担がかかってしまったのかもしれません。気にはなったので、負荷がかからないように注意していたつもりなのですが…
基盤にシルク印刷されている刻印は「1997 Nintendo」。設計年がそのまま製造年ではありませんが、単純に数えれば既に26年も前の代物です。
傷みやヘタリがあっても不思議はありません。
液晶は復活したものの、いつまで遊べるかは分かりません。
遊びたいゲームは早めに遊び尽くしてしまった方が良いのかも…
そんなわけで、まあ取り敢えずは修理を果たすことが出来ました。
単にゲームボーイポケットを修理したいというだけでなく、こういった電子工作や機械類の修理、整備のスキルを身につけていきたいとの思いもあって、今回トライしてみました。
また何かあればトライしてみたいと思います。